任天堂スイッチ(Nintendo Switch)は予想以上に低性能?PS4レベルは到底無理か!?
すでに各所で話題になっているがEurogamerによって、任天堂スイッチ(Nintendo Switch)のスペック情報がリークされた。
EurogamerはNintendo SwitchのプロセッサーはNvidia TegraX1がベースとなっており、クロック周波数は以下の表のようになるだろうと紹介している。この根拠となっているのは、Switchのハードウェアを知る人物からの情報のようだ。
利用可能なCPUクロック | 利用可能なGPUクロック | 使用可能なメモリコントローラのクロック | |
---|---|---|---|
ドックなし(携帯モード) |
1020MHz | 307.2MHz | 1331 / 1600MHz |
ドッキングあり(据置モード) | 1020MHz | 307.2 / 768MHz | 1331 / 1600MHz |
注目点は以下
・プロセッサは最新のTegraX2ではなく、X1がベース
・CPUクロックが1020MHzでかなり低い
・GPUクロックが768MHz(携帯時は307.2MHz)でTegraX1ノーマルより低い
要するにX2より性能が低いTegraX1がベースでそれをさらに性能ダウンさせていて、据置モードでも性能はPS4には遠く及ばないであろうということだ。
ちなみに、PS4のCPUは1.6GHz、GPUは800MHz(1152コア)。TegraX1のスペックでは、CPUは1.9GHz、GPUが1GHz(256コア)だせるはずなので、上記の表のクロックのとおりであれば、SwitchはTegraX1の性能を抑えて、電力消費や安定性を重視していることになる。
ただし、このリーク情報も正しいかどうかは不明で実際のところはわからない。
もし、このリークが正しいとすると、Switchのプロセッサは性能的にPS4よりもWiiUやPS3に近いことになる。大きく異なるのは、TegraX1が半精度浮動小数(fp16)の演算を単精度浮動小数(fp32)の倍速(最大)で動かせることだ。これまでのゲーミングではfp32が主に使われていたが、fp16をうまく使えばデータ量・メモリ帯域・消費電力を抑えつつ、処理速度を上げることができる。Nvidiaと任天堂が協力して作ったという専用のゲーミングAPI「NVN」がこのfp16をうまく使いこなしていれば、意外と良いパフォーマンスを見せるかもしれない。
また、Switchに隠された機能というのも、予測はいろいろあるが、実際は全くわかっていない。この謎もSwitchのハードウェアとしての評価を大きく左右するところだ。
Switchの最大の武器は何と言っても任天堂のソフト資産だ。「スプラトゥーン」「ゼルダの伝説」「マリオ」「ポケモン」これらのソフトがプレイできるというのは唯一無二の強みであろう。
Switchの全貌をつかむには、やはり年明けのSwitch発表会を待つしかないようだ。(スペックまでは出ないかもしれないが)